2024年11月11日

ブルホーン化する上での注意点

前回、ロードバイクを再度ブルホーン化したことを投稿したが、それに対してコメントで質問を頂いたので、ここでブルホーン化する上での注意点をまとめておこうと思う。

まず、ブルホーン化するにあたって購入しなければならない物がある。
(1) ブルホーンハンドル 2,000円〜
(2) バーテープ 500円〜
(3) ステム(購入するブルホーンハンドルによって必要) 1,600円〜
(3) ステムスペーサー(購入するブルホーンハンドルによって必要) 700円〜

次に、ブルホーン化する自転車が、「ロードバイク」か「クロスバイク」によって気をつけねばならないことがある。
全てではないだろうが、一般的なロードバイクとクロスバイクでは、「クランプ径」(ハンドルの中央部分)と「にぎり径」(ハンドルの両端部分)の直径が異なる。

ロードバイク クランプ径31.8mm にぎり径23.8mm
クロスバイク クランプ径25.4mm にぎり径22.2mm

2024060408.jpg

たとえば、クロスバイクのブルホーン化で、にぎり径23.8mmのハンドルを購入してしまうと、シフターやブレーキを取り付け出来なくなる。
また、自分の自転車のステムの径が31.8mmなのに、クランプ径25.4mmのハンドルを購入した場合は、ステムの交換かステムスペーサーが必要になる。

詳しくは下記の投稿を参照。
「クロスバイクをブルホーン化」

<ロードバイクをブルホーン化する場合>
ブルホーンハンドルに、一般的なロードバイクに付いている「STI」(ブレーキレバーとシフトレバーが一体化された装置)を取り付ける場合、ハンドルとブレーキレバー間のクリアランスをどのように確保するかが最大のポイントになる。

何も工夫をせずに、普通に取り付けてしまうと、ハンドルとブレーキレバーの間が狭く、まともにブレーキを引くことが出来ない。
2023081407.jpg

そのため、購入するハンドルは、先端の曲がり角度が強い製品を選ぶことが大事である。
(TNI/ティーエヌアイ) (自転車用ハンドル)T.T (タイムトライアル) バー

また、ハンドルバーとSTIの隙間に「樹脂粘土」を詰めたり
2023101501.jpg

「ステムスペーサー」をかませてみることで、クリアランスを確保出来る。
2024111002.jpg

更に、STIから出てくるケーブルの向きが無理な角度になるため、ギヤ変速やブレーキの効きが悪くなる。
そこで、クロスバイクのVブレーキに使われている「フレキシブルタイプのガイドパイプ」を利用することで、極端に曲がるのを軽減できる。
2023081605.jpg

しなやかに曲がる国産の「ニッセンのブレーキケーブル」に交換するのも良き。
2023101503.jpg

<クロスバイクをブルホーン化する場合>

クロスバイクはストレートハンドルなので、にぎり径22.2mmで出来ればクランプ径25.4mmのブルホーンハンドルを購入して、ハンドルだけを交換するだけで、簡単にブルホーン化が完成する。
あとは、お好みでシフターやブレーキの配置を変えたり、下記のような工夫をするのもいいと思われる(微笑)。
2024091110.jpg

「ブルホーン化クロスの変速機」

<ブルホーン化のメリット>
(1) ドロップハンドルと比べると、ギヤ変速やブレーキ操作が楽になる。
(2) ハンドルを握る位置を手前でも奥でも置けるので、姿勢を変えられる。
(3) クロスバイクでは、ストレートバーでハンドルを握ると、両手の手の甲が上になる状態(鉄棒を握っている状態)なので、腕を90度回転させてハンドルを握っていることになる。長時間そのままだと腕の筋に負担がかかる。
でも、ブルホーンにすると、握手する状態(親指が上)でハンドルを握るので、腕が自然で楽になる。
(4) 少ない費用で、ブルホーン化することが出来る。また、元の状態に戻すのも容易。
(5) ブルホーン化している人が少ないのは魅力。
(6) 試行錯誤して改造する楽しみがある(微笑)。

ちなみに、私のクロスバイクとロードバイクは、ブルホーンにしてしまった(微笑)
posted by 還暦ポタ at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 改造
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