輪行時に乗っている、タイヤ16インチの折りたたみ自転車「ルノー・プラチナライト8(以下; プラ8)」の改造を始めた。
まずは、購入したホイールに手持ちの「11-28」の8速用スプロケットを装着した。
ホイールは11速対応の物なので、8速用スプロケットの場合は、赤い矢印のような「1.85mmのスペーサー」を入れた。
スプロケットがホイールに付いた状態。
元のホイールからタイヤとチューブを外して、新しいホイールにはめてプラ8に装着させた。
チェーンはそのまま使い、リアディレイラー(後ろの変速機)も元々付いていた7速用の物で変速調整をすることにした。
ちなみに、元々付いていた7速用のリアディレイラー(以下;7速ターニー)は下記の製品。
「RD-FT35A TOURNEY」
また、装着した8速用スプロケットの構成は下記の通り。
8速:11-13-15-17-19-21-24-28
元々付いていた7速用スプロケットは下記の構成だった。
7速:11-13-15-18-21-24-28
これなら、なんとか引けるだろうと思ったが、さすがに7速ターニーで、8速を引くのは調整が難しかった。
でも、最終的に引くことが出来た。それで、軽く走ってみた。
しかし、一番大きなギヤに入ると、スプロケットのギヤと「プーリー(小さなギヤ)」が当たって、チェーンが外れることがあった。
この7速ターニーには「Bテンションアジャストボルト」が付いていないので、その隙間の調整が出来ない。
その後もいろいろ調整したが、やはり不安定だったので、7速ターニーを使うことを諦めた。
では、使っていない「9速用のリアディレイラー(アルタス)」を採用することにするか?と思ったが、GSタイプなので「ガイドゲージ」の部分が長く変速中に地面に接触してしまうだろう。
下記は、タイヤを装着する前に試しに付けてみた状態。
そこで、クロスバイクに付けている9速用リアディレイラーの「SORA」を使うことにした。
クロスバイクから、SORAを外して、プラ8に付けて調整してみた。
SORAに替えたら、全く問題なくスムースに変速するし、チェーン落ちもなかった。
また、変速中に地面に接触する心配もなかった。
シフターは、以前クロスバイクで使っていた8速用のブレーキレバーと一体型シフター(ST-M310)。
全体のシルエットはこんな感じ。
重さを比較してみた。
メーカー公表の重量:8.8kg(ペダル、スタンドを除く)
改造前の重量:9.4kg(ペダル、スタンド、スマホホルダー、ベル、バックミラーが付いた状態)
改造後の重量:9.1kg(ペダル、スタンド、スマホホルダー、ベル、バックミラーが付いた状態)
メーカー公表の重量からは重いが、ペダルやスタンドを加えたら、改造後の重量とトントンではなかろうか?
新たに交換したホイールは、オリジナルより軽く、転がりもいいので、家の周りを少し走っただけでも、漕ぎ出しが軽く感じた。
輪行するのが楽しみになった。
その前に、軽く近場をテスト走行しておく必要はあるが、この暑さなので、いつになるかな?
ところで、SORAって、ロードバイク用のコンポーネント(部品)では?と思われるだろう。
普通は、シマノのロードバイク向けで9速用の「STI(変速機)」「チェーンリンク」「スプロケット」「ディレイラー」といったような組み合わせで使われる。
対して、クロスバイクなどは「MTBコンポーネント(マウンテンバイク用)」が用意されている。
アルタスやディオーレがそれにあたる。
つまり、シマノの推奨する構成を私は長年破ってロードとMTBのコンポーネントを混じって使ってきている。もちろん、それを知った上で使ってきたのだが、今まで全く問題なく、むしろ快適だった。
さぁ、SORAが外されたクロスバイクには、本来のMTB用の9速用のリアディレイラー(アルタス)をつけることにしよう!